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41ページ目 川田士長「(どうします、これ民間人ですか? じゃないッスよね?)」 川田「(俺ら丸腰ッスよ……一か八か、下に逃げますか?)」 山崎三曹「(駄目だ、追われて切られる)」 犬耳A「全部聞こえているぞ。貴様ら、下に仲間がいるようだな?」 川田「くっ……」 犬耳A「しかも武器がないときた。死ににきたのか?」 山崎「……」 犬耳A「まぁ、いい。どうせ月の民だろう?」 犬耳A「ここで下にいる貴様らの仲間共々我が刀の錆びにしてくれる」チャキッ 山崎(まずい、本当にまずい……っ) 山崎(……ん? 待てよ、斜面の中腹に二人……置いた、っけ……?) 犬耳B「安心せい、一瞬だ」チャキッ 犬耳C「最後の言葉があるのなら聞いてやろう」 次へ トップへ
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62ページ目 二日目、妖怪の山 1330 吾郷三尉「よし……飛行チェックリスト、オールグリーン。GPSはないが飛べんことはない」 吾郷「無線感度……」 日向一尉『聞こえてる?』 吾郷「問題ありません。良好ともいえませんが」 白崎一曹「MWS(ミサイル警報装置)よし、CMD(ディスペンサー)異常なし、FLIR(赤外線暗視装置)異常なし、IRサプレッサー(赤外線排出抑制装置)異常なし」 白崎一曹「各武器システム、問題なし……いや、キャビンのドアガンには不安が残りますね」 吾郷「使わんことを祈ろう。何せM2を臨時でくっつけたんだ」 佐久間三曹「悲しいこと言わんでください」 吾郷「ん? 聞こえてたか」 白崎「飛べます」 吾郷「よし、離陸」 犬目「ほ、本当に飛ぶのか?」 犬耳B「わ、分からん……」 佐久間「飛ぶんだよ」 次へ トップへ
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63ページ目 犬目「あ、あれだ!」 吾郷三尉「あそこか……銃を構えてるのがいるな」 吾郷「キャビンドア閉めろ」 佐久間一曹「はい」ガー 白崎一曹「無線、途切れました」 吾郷「予想通りか……下の部隊が追いつくまでホバリングするわけにもいかんからな」 吾郷「強行着陸する! MINIMI構えとけ!」 佐久間「了!」 犬目「お、おいおい……うわっ!」 パーンパーン カンカンッ 吾郷三尉「狙いは甘い、しかも火縄銃か」 吾郷「佐久間、制圧射。死人は出すなよ」 佐久間三曹「了解」ズダダダダダッ 犬耳D「うわぁぁぁぁぁ!」 犬耳E「ひぃぃぃ!」 吾郷「よし……降りろ」 相島二曹「来い」 犬目「ぬぅ……」 加藤一士「悪く思わんでね」 犬耳B「うー……」 犬耳C「……」 次へ トップへ
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22ページ目 家主「この部屋をどうぞ」 高島三尉「こ、こんな大きな部屋を!?」 家主「良いんです、我々は守ってもらう側なんですから」 家主「あ、お食事は……」 高島「あ、食事は我々が……」 家主「そ、そんな兵隊さんのお手を煩わせるようなことは……!」 高島「いえいえ、このくらいしないと顔が立ちませんよ」 家主「ははぁー、すいませんね、本当に」 高島「いえいえ」 高島(うあー、調子狂う……民間人にこんなに優しくされるのって何か慣れないな) 草加一曹「いやー、扱いが違いますね」 高島三尉「そうだな。まるで昭和の初めの頃の兵隊だ」 草加「そういえばここには6人スけど、他はどんな感じなんでしょうな」 高島「基本的に班、もしくはバディだ。WACは全部一軒に押し込んだ」 草加「……というと、3人ですか」 高島「そうなるな。序でにアリスさんも一緒だ」 草加「あぁー随分華やかなのが一軒あるんですな……」 高島「覗きに行ったりしたら撃ち殺してやる」 草加「行かねスよ!」 木村三曹「風呂空きましたよー」 次へ トップへ
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34ページ目 人里郊外、田園地帯 来島曹長「流石に車両は貸してくれないか」 真田一士「でしょうね。でも、実弾の持ち出しは許可してくれたじゃないですか」 来島「当然だ。明確に“敵が居る”ことが分かってる」 来島「弾薬より命の方が大事だ、って分かってくれてんだよ、高島三尉は」 井上一士「あー……そういえば、昨日岸原から聞いたんですけど、こっちに送られてすぐ、実弾携行で偵察を出したらしいです」 井上「いざってときに発砲許可もすぐに出したとか」 来島「ほう……陸自ん中じゃ珍しいな」 井上「……ところで、随分荒れてますね、ここの田んぼ」 来島「そうだな」 来島「やはり、戦争中というのは本当のことなんだろうか……」 次へ トップへ
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38ページ目 一日目、妖怪の山 2000 石塚三曹「服務中、異常なし」ビシッ 桜井一曹「異常なし、ご苦労」ビシッ 石塚「しかし、何も分からんまま夜になっちまいましたね」 粟島二曹「そうだな。みんなどこ行っちまったんだろうな」 石塚「黄泉の国じゃないことを祈りますよ」 粟島「まったくだ」 次へ トップへ
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23ページ目 紅魔館前 島田三尉「く、くそっ! 小隊各員、遅滞戦術を取り続けろ! 下がれ! 撃ちながら下がれ!」ダダダッ 倉橋二曹「駄目です、後方にも敵が……ひぃっ!?」チューン 島田「畜生! 畜生畜生畜生っ!」ダダダッ 島田「あの屋敷に飛び込むぞ! あの屋敷まで移動しろっ!」リローディング 坂上一士「了ー!!」ズダダッ 敷島一曹『WAPC、通れません! このまま行けば花壇を踏み潰します!』 島田三尉「俺が許す! 花壇踏み潰してでも通れ!」 敷島『り、了解!』 市川三曹「市川班、負傷者多数ー!」 島田「くそっ……外要員の負傷者は可能な限りWAPCに乗り込め!」 坂上一士「うわぁー!」ダダダダッ 敷島一曹「誰かキャリバー50(M2重機関銃)をぶっ放せ!」 品川士長「了!」ガチッ ガチッ 品川「喰らえっ!」ズドドド 敷島「弾幕を張れ! 味方に近づけるな!」 島田三尉『全員の退避を確認! WAPC、悪いが暫く盾になれ!』 敷島「了解ッスよ!」 次へ トップへ
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27ページ目 博麗神社 古畑一曹「……それで?」 霊夢「……そのくらいかしらね、話すことといえば」 霊夢「表情見れば分かるわ、信じてないでしょ」 古畑「信じられん」 霊夢「あっそ。それで、どうするの?」 古畑「どうするもこうするも……最寄の駐屯地に行くことにしようか」 立川三曹「し、しかし、現在地も分からないままじゃ……!」 新島一士「GPSも役に立ちませんよ……?」 古畑「弱音を吐くな。我々は何らかの……」 霊夢「しっ」 新島「……?」 霊夢「……おいでなすったわ」 次へ トップへ
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56ページ目 二日目、紅魔館 1258 坂上一士「えっ? じ、じゃあ……」 紀ノ川士長「あぁ、恐らく今日中になんらかの動きがあるだろうな」 坂上「そう、ですか……」 紀ノ川「なんか残念そうだな。どうした?」 坂上「いえ、何も……」 紀ノ川「そうか? いや、それならいいんだ」 紀ノ川「……何かあるなら早めに言えよ」 坂上「……心掛けます」 児島士長「ここにいたか」 児島「悪い報せがある」 坂上一士「悪い報せ? 何すか?」 児島士長「……重傷者2名」 紀ノ川士長「お、おいまさか」 児島「……春本士長と、寺井一士が、ついさっき、死亡したそうだ……」 坂上「マジかよ……」 紀ノ川「嘘だろ……」 児島「事実だ。……死人が出てしまった」 児島「……俺達、どうなるんだろうな」 次へ トップへ
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67ページ目 敷島一曹「……」カツカツ メイド妖精「……」ソワソワ 敷島「……おや?」 メイド妖精「……」ソワソワ 敷島「君は……?」 メイド妖精「あっ! す、すみませんっ! 今お仕事に戻ります!」 敷島「い、いや、別に怒ってるわけでもないし、俺は君に命令を出来る立場じゃないから、気にしないでくれ」 メイド妖精「すいません……」 敷島「あ、あぁ……」 敷島「……何か気になることでもあったのかい?」 メイド妖精「えっ?」 メイド妖精「えっと……その……」モジモジ 敷島「……」 敷島「あぁ、すまない。無理に言わなくても……」 メイド妖精「ご、ごめんなさいっ」 敷島一曹(……窓の外、か) 敷島「じゃあ、もう行くよ」 メイド妖精「あ、あの!」 敷島「?」 メイド妖精「さっき出て行った人達は……」 メイド妖精「……みんな、無事に帰ってきますか?」 敷島(……) 敷島「……あぁ、きっと」コクリ メイド妖精「あ、ありがとう、ございます……」 敷島(……) メイド妖精「あ、お仕事に戻りますので……」 メイド妖精「えっと、ジエータイ? の皆さんも、頑張ってください。ではっ」タタッ 敷島「うん、ありがとう。そっちも頑張ってね」 敷島「……」 敷島(……なんて奴だ、俺は) 敷島(純粋なあの子の質問に、誤魔化したような答えしか返せない) 敷島(いや……誤魔化したような、じゃないな) 敷島「ただの誤魔化し、か……」 次へ トップへ